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第25回国際HPHカンファレンス2017|概要と目的

日時
2017年4月12日(水)~14日(金)
会場

ウィーン大学 ウィーン・オーストリア

2017年の健康増進拠点病院とヘルスサービス(HPH)のための年次国際会議(国際HPHカンファレンス)は、これまでの国際HPHカンファレンスにも参加してきたオーストリア健康増進拠点病院とヘルスケア機関ネットワーク(ONGKG)の受入れにより開催されます。会場はヨーロッパで最も歴史ある大学の1つであるウィーン大学です。HPHネットワークの25周年を記念し、発足した都市での開催となります。オーストリア・ネットワークは、1996年の発足以来、HPHタスクフォースだけでなく、ウィーンにある「病院とヘルスケアにおけるヘルスプロモーションのためのWHO協力センター」との緊密な連携により新たな科学的かつ実際的な情報を提するなど、国際HPHネットワークに多大な貢献をしてきました。
第25回国際HPHカンファレンスのタイトルと焦点は、「ヘルスプロモーションに取り組むヘルスケアの方向性。過去の教訓、未来への対策」です。この総合テーマの下、次の5つのサブテーマに特に焦点を絞ります。:

 

過去の業績を称え、未来への課題を明確にする
1989年にウィーン市立ルドルフシュティフトゥング病院においてWHO初となる「健康と病院」モデルプロジェクトを開始して以来、HPHは単なる概念的思想と試験的取り組みから、世界中で800以上の会員組織を持つ一大国際ネットワークへと発展を遂げてきました。そこで、このセッションでは、これまでの業績とともに、ネットワークを現在の形へ発展させるに至った諸課題や機会について振り返ります。さらに将来的課題と傾向にたいする一次診断を行い、HPHネットワークの今後の発展に必要となるものを浮き彫りにします。 

 

持続可能な開発目標(SDGs)を達成するためにヘルスプロモーションに取り組むヘルスケアが果たす役割:2030年に向けたステップ 
持続可能な開発目標(SDGs)という形で、国連は新たな世界共通の目標と達成基準を設定し、加盟国は、今後15年間の各種政策課題や行動をその枠組みに沿って推進するよう期待されています。そこで、このセッションでは、以下のトピックに焦点をあてます:SDGsの保健制度における具体的実施策とは何か?HPHとSDGsには今後とりくむべき相乗効果があるか?国際HPHネットワークだけでなく国や地域ネットワークは各国でSDGsの達成に貢献できるか?最後に、2030年までに各目標の達成をめざすなら、次のステップは何か? 
 
難民と移民をエンパワメントし健康ニーズに応えるために、ヘルスケアを変革する
(ヨーロッパの)公衆衛生にとって、難民と移民の大規模な移動が主要課題の一つとなっています。彼らの健康状態は、トラウマ、暴行、差別により危険にさらされ、受入国の保健や社会サービスを利用できないことが障害となり、さらに悪化しています。では、どうしたら難民や移民も保健サービスを公平に利用できるようになるでしょうか?ヘルスプロモーションに取り組むヘルスケア施設は、どのように難民と移民を支援し、こうした新しい課題に取り組むヘルスケア・スタッフを支えればよいでしょうか?
 
気候変動を緩和し適応するためのヘルスケアの貢献
進行する気候変動は、21世紀のもう一つの主要課題です。病院やヘルスサービスでは、水や照明、暖房、冷房、送風、廃棄物など、相当量の電力に頼る作業を要する一方、適確に緩和措置を導入すれば、より効率的な資源利用が可能になります。そうすれば、短期・長期的に医療部門で資源を節約できるだけでなく、ヘルスケアサービスの提供を広げ、健康状態を直接・間接的に向上させることができます。そこで、このセッションでは、以下の問題を取りあげます:気候変動への弾力的対応が可能な保健制度を構築するために必要なものは何か?「持続可能なヘルスケアサービス」ができる貢献とは何か? とりわけ、「HPHと環境」に関するHPHタスクフォースが得た教訓とは何か?
 
ヘルスサービスと制度の方向転換: オタワ憲章から30年を経て
世界保健機構は、30年前にすでに、健康増進のためのオタワ憲章で、5大行動分野の1つとして医療の方向転換を打ち出しました。今こそ、その後の業績を詳しく振り返る時です。方向転換を成功させたアプローチの条件とは何か? さらなる方向転換を支援するのに必要とされる前提条件、資源、インセンティブは何か? デジタル革命の発展をもっと体系的に利用することで期待できるものは何か? 各方面の関係者はどんな役割を果たすべきか? 最後ながら些細ではないこととして、将来的にどうしたらもっとうまく患者や家族、市民を体系的かつ持続的にヘルスプロモーションにとりくむヘルスケアに参加させられるか?
 
 
(訳注:持続可能な開発目標(SDGs)=持続可能な開発のための2030アジェンダのこと。2015年に期限を迎えた国連ミレニアム開発目標(MDGs)の後継となる2016-2030年の行動指針として、2015年に国連で全会一致で採択された。17分野における目標と169項目の具体的達成基準が設定され、そのうちWHOは、目標3「あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」と関連する13の達成基準を推進している。)

 

 

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