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国際HPHカンファレンス

第25回HPH国際カンファレンス2017報告

第25回HPH国際カンファレンス2017報告

第25回国際HPHカンファレンスが、2017年4月12日~14日にオーストリアのウィーン大学にて開催されました。

ウィーンでの開催は、1997年に続いて2回目です。HPHのモデルが初めて実践されたのがウィーンの病院であり、25周年の記念にふさわしい都市での開催となりました。

今回のメインテーマ

「ヘルスプロモーションに取り組むヘルスケアの方向性-過去の教訓と未来への対策」

5つのサブテーマ

  • ・過去の業績を称え、未来への課題を明確にする
  • ・持続可能な開発目標(SDGs)を達成するためにヘルスケアが果たす役割
  • ・難民と移民をエンパワーメントし、健康ニーズに応えるためにヘルスケアを変革する
  • ・気候変動を緩和し、適応するためのヘルスケアの貢献
  • ・ヘルスサービス制度の方向転換

オタワ憲章から30周年の節目にふさわしく、国際HPHネットワークはWHOのヘルスプロモーションの実践を担うネットワークに成長、発展しており、この間の歴史と現代性を組み合わせた今後の発展方向と持続可能な開発目標(SDGs)とHPHの位置づけを明確にしていくことを示しました。

国際HPHネットワークCEOのサンドラ博士は、「HPHはWHOの成功モデルである。オタワ憲章の戦略と地域展開の認識が広がり、世界の保健政策にHPHが位置づけられている、まさにベストプロジェクトです。パイオニアであることを確信し、この間の歴史と現代性を組み合わせて未来へ前進させましょう。」と開会の挨拶で述べました。

開催国である、オーストリアHPHのCEOゲルノット・ブリューナ教授は、歓迎の挨拶で、「この記念すべきカンファレンスをウィーンで開催することができ光栄です。
今回のテーマのように、科学的な基盤の元にこの歩みをやめない限り、HPHの未来は極めて明るいでしょう。それは、世界から700タイトルの演題応募と500名の参加が証明しています。」と述べました。

日本からは、11事業所の24名(昨年は10事業所から18名)が参加、初参加が3事業所ありました。参加者の職種は、医師7名、薬剤士4名のほか、歯科衛生士、検査技師、協同組織、大学研究者と各職種から幅広い視点でヘルスプロモーションの取り組みを報告しました。

オーラルセッション、ミニ・オーラルセッションでは3演題が採択され、ポスターセッションには、14演題が採用され、合計17演題を報告しました。東京保健生協の長年にわたる二酸化窒素測定の結果や、高知医療生協のヘルスアップ60日(高知市の支援を受けて住民へ広がっている実践報告)などの発表に多くの質問がだされました。日本HPHネットワークからは、「日本HPHネットワーク結成後の活動」を報告しました。

<オーラルセッション>2演題

  • ・健康診断を受診する日本人成人に見られるBMI、胴囲および非アルコール性脂肪|広島共立病院
  • ・友の会:地域に根差したHPHのありかた|耳原総合病院

<ミニ・オーラルセッション>1演題

  • ・健康診断に参加した日本の成人のアルコール摂取(量と頻度)|広島共立病院

<ポスターセッション>14演題

  • ・保険薬局でのHPH活動|あしび薬局
  • ・薬局における喫煙者に対する禁煙推進のとりくみ|あおぞら薬局
  • ・こども禁煙教室が地域の喫煙率低下につながる|埼玉協同病院
  • ・小学生のための喫煙防止教室の宣伝における医療団体との連携の利点|西淀病院
  • ・継続的な職場内禁煙の取り組みの成果|埼玉協同病院
  • ・「健康運動教室」の課題|西淀病院
  • ・医科と歯科の連携で食事の経口摂取を増やすとりくみ|東京保健生活協同組合
  • ・ピロリ菌の撲滅推進が高齢化社会においても胃がん予防に良い影響を及ぼす|利根医療生活協同組合
  • ・歯科衛生士の新たな挑戦で、入院患者の「健康な口」と「健康な体」に貢献する|埼玉協同病院
  • ・職員のヘルスチャレンジによる行動変容|東京保健生活協同組合
  • ・ヘルスアップ60日で健康寿命の伸びるまちづくり~2015年の結果より|高知医療生活協同組合
  • ・大気汚染と二酸化窒素の集団的測定の経験|東京保健生活協同組合
  • ・貧しい生活環境での熱中症のリスクに対するヘルスプロモーション|東葛病院
  • ・日本HPHネットワーク結成後の活動|日本HPHネットワーク

国際HPHネットワーク事務局長のハンヌ・ターネセン医師より、日本HPHネットワークへメッセージをいただきました。
「大海へ向かう良いエンジンは、病院からのエビデンスです。そのエビデンスが医療の変革を起こすことができる。J-HPHは成長しているネットワークであり、加盟数だけでなく、質も成長しています。HPHに参加、加盟することは、加盟病院、事業所の品質の保証になります。それが、大海の帆です。ぜひ帆をあげて大海に乗り出して、新しい世界を発見し、変革してほしい。」
詳細な内容は、次号のNewsletter No.6にてご報告いたします。

第26回HPHカンファレンス2018のご案内

2018年6月6日(水)~8日(金) イタリア・ボローニャ大学にて開催されます。 日本HPHネットワークのツアーを募集します。 詳細が決まり次第(2018年3月頃)、ホームページに掲載します。

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