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加盟事業所の取り組み

公益社団法人地域医療振興協会 ヘルスプロモーション研究センター

センター長 中村 正和

公益社団法人地域医療振興協会は、へき地等における医療施設の運営や医師派遣などにより、地域医療の充実を目的に事業を展開しています。ヘルスプロモーション研究センターは、その学術部門として平成27年度から新しい体制で活動を始めました。健康寿命の延伸と元気なまちづくりを目指して、保健と医療が緊密に連携した生活習慣病予防や介護予防のシステムを構築するため、医療と地域の二つの視点で、ヘルスプロモーションに関する実践的な研究活動を行っています(図)。

活動はまだ始まったばかりですが、現在取り組んでいる活動を簡単に紹介します。詳細は今後充実予定のホームページのほか、当協会発行の月刊地域医学をご覧ください。

1.医療施設と協働した予防医療活動事業

医療の場におけるヘルスプロモーション活動の推進を目指して、医療施設等と協働した予防医療活動を行っています。これまでに、奈良県明日香村診療所で通院患者を対象にした糖尿病教室、静岡県西伊豆町田子診療所で地域住民を対象にした高齢者のフレイル予防教室を実施しました。現在、東京都台東区立台東病院で多職種連携による外来・入院患者および職員を対象にした禁煙推進モデル事業の検討を進めています。平成28年2月に日本HPHネットワークに加盟させていただきました。今後、協会内外でのHPHの実現に向けて実践的研究を行いたいと考えています。

2.自治体と協働した健康づくりモデル事業

自治体の健康課題を明らかにするための地域診断を実施し、その課題解決のための予防事業(生活習慣病対策、高齢者のフレイル予防など)を提案し、自治体と協働して事業を実施しています。群馬県嬬恋村では医療・保健・介護従事者対象の研修会と村内全11地区でフレイル予防教室を実施しました(写真)。神奈川県真鶴町では地域福祉計画策定を受託し、今後の保健医療の課題も含め、住民や関係団体が主体的に参加しながら、地域の健康や福祉の課題解決に取り組む計画づくりを行っています。

3.指導者養成・情報発信

ヘルスプロモーションに関する指導者養成・情報発信として、各種セミナーの企画・運営(地域診断、ポピュレーション戦略、臨床の場での予防介入など)、禁煙支援・治療に関するeラーニングなどを行っています。今後、テレビ会議システムなどのICTを活用して、参加者の利便性に配慮しながら、質の高い指導者養成に取り組む予定です。

4.保健と医療をつなぐネットワークの構築

全国の公衆衛生関係者をインターネットで結ぶウェブサイト「公衆衛生ねっと」を運営し、会員相互の情報発信や意見交換の場を提供しています。今後、保健と医療の連携の強化を目指して、公衆衛生関係者と医療関係者のネットワークを構築し、自治体等の保健医療政策へのコンサルティングに取り組みたいと考えています。当センターは公的研究費を取得できる施設認定を受けており、現在、厚労科研(たばこ対策)と文部科研(フレイル予防)を得ています。今後、日本HPHネットワークの皆様と一緒に活動できることを楽しみにしています。

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