岡山医療生活協同組合
岡山医療生活協同組合は、1952年8月に創立され、現在組合員は67,495人です。46支部、817の班が地域で活動し、2病院、4診療所、1歯科診療所、11介護事業所を運営しています。(2017年11月末現在)。
J-HPHへは2016年8月よりすべての事業所と医療生協本部(組合員活動を含む)が順次加盟しました。全事業所と理事から推進委員を選出し、HPH推進委員会を設置。活動の推進を図っています。
【職員や患者、地域への啓蒙】
HPH学習講演、DVD「日本へ世界へひろげようHPH」の学習月間を実施、医療生協の新聞「健康と生活」への掲載、院内ニュースの発行、ポスター、バッチの作成を行い全職員に配布しました。
【患者さん・利用者さんの健康づくり】
・無料低額診療
岡山協立病院・岡山東中央病院では無料低額診療事業を2012年から開始しています。・なんでも相談窓口
市内の関連事業所と連携し「困ったときのなんでも相談窓口」を2016年9月より開設しました。多くの職種の専門性を活かし連携して問題解決にあたっています。なんでも相談窓口をワンストップに、福祉制度の利用、地域の事業所との連携、医療生協独自のサービスの開始、地域の助け合いのネットワークを広げていきます。・困ったに答える活動を
2017年7月~8月、岡山協立病院ではSDHアンケートに取り組み約3,000人の外来患者さんから回答を得ました。アンケートの結果、月末のやりくりが大変25%、急病で倒れたときに看病してくれる人がいない20%、一日中誰とも話さない14%、通院の交通手段に困る10%など患者さんの状況が明らかになりました。職員ひとりひとりがSDHの重要性を理解し、常に利用者の社会的背景に気を配る能力を高める取り組みを強めていきます。
【地域まるごと健康づくり】
・班会
健康チェックや保健講話、暮らしに関することなど自分たちでテーマを決め定期的に開催します・青空健康チェック
地域のスーパーやコミュニティハウス、公民館などで血圧・体脂肪・足指力・骨評価などの計測を行っています。(現在11箇所)・ヘルスチャレンジ
岡山県生協連のヘルスチャレンジは2017年健康寿命を延ばそうアワード厚生労働局長優良賞を受賞しました。 毎年10月~12月に実施。健康づくり11コースの中から1コースを選択し、2ヶ月間チャレンジする企画。岡山県下で1万人を超える組合員・地域住民が参加しています。仲間と一緒に取り組む事で、まちづくりや孤立予防につながっています。・保健大学
「体のしくみ」「血圧計測」「尿検査の仕方」などを学び、岡山医療生協の保健・医療活動について学び、各地域で自主的な保健活動の取り組みを進めます。・健康インストラクター
「食のサポーター」「歯ミング」「脳いきいき講座インストラクター」など、さまざまな健康づくりのインストラクターが地域で活躍しています。・子育てサポート
子育てふれあい快食会、母と子のタッチケア、子ども病院探検隊など多彩な取り組みで子育て世代の皆さんの子育て応援を行っています。
【働く職員の健康づくり】
・ノーリフト(持ち上げない看護・介護)
滋賀医科大学と共同研究「病棟看護師の腰痛予防プログラムの開発と検証~労働環境の改善を目指して」を行い、腰痛予防のためのノーリフト運動に取り組んでいます。2017年2月から職場でノーリフトをすすめるリーダー研修をスタート。継続的に取り組みを進めています。NEWSLETTER No.7 DEC 2017