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加盟事業所の取り組み

社会医療法人平和会 吉田病院

戦前、「サラリーメンスユートピア」をめざし精神科病院として設立された吉田病院は、終戦直前の県による接収をあやうくまぬがれ、敗戦直後より地域医療の復興、病院の再建にとりくみました。以来、働くものの立場に立って西奈良地域の住民のみなさんとともに医療や社会保障の充実のために、先輩たちが奮闘してきた歴史があります。

こうしたとりくみは、HPHの理念に合致するものであり、いわば世界標準であることに確信を持った職員、病院の努力が実り、2013年に日本で12番目のHPH加盟病院となることができました。これを契機に、長年にわたる地域医療実践を発展させ、「地域から胃がんをなくそう」や「健康運動教室」など、とりくみが広がりあらたな展開を迎えた事例も生まれてきています。

そのひとつ、生活習慣病対策や介護予防を目的に中高年のQOLを高めようと2010年7月からスタートした「健康運動教室」は、今では6地域13カ所、年間450回、のべ6,500人が参加するまで発展してきました。 1回90分の教室は、筋トレと有酸素運動を交互に行うサーキットトレーニングを軸に、コーディネーショントレーニングを加え、ゲーム性などを織り交ぜたプログラムが楽しく、筋肉や骨など医学的知識を交えた話がわかりやすくさらに効果があがると、口コミで評判が広がったもの。医療機関の専門性を活かした講師派遣(健康運動指導士、看護師、栄養士など現在7人が講師活動)や、教室参加者であり主催者でもある地域住民の自主的なとりくみに依拠することで、既存資源を有効利用し、まさに身近で、安く、仲間とともに楽しく、安全に、効果のある健康づくりが特徴になっています。 

2013年には、研究事業「運動療法が関節軟骨代謝に与える効果に関するバイオマーカーを用いた検討」に協力し、肉体年齢が14歳若返り、発症前なら運動が関節軟骨の保全に有用と示唆される結果も得ています。 2017年には、厚生労働省スマートライフプロジェクトによる「第6回健康寿命をのばそう!アワード」にて、とりくみが評価され優良賞を受賞しました。 地域丸ごと健康づくりを展望した場合、運動指導者を地域住民自身の中で養成し、専門家がこれを援助するとりくみが不可欠です。そうした健康運動教室のあらたな展開をめざすとともに、HPH実践の一層の前進がはかれればと思っています。

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