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加盟事業所の取り組み

公益社団法人北海道勤労者医療協会 勤医協札幌病院

院長 尾形 和泰

1949年11月白石診療所としてスタート、1958年7月菊水病院、1964年に現在地に開院し、札幌市内でも貧困層が多い白石区菊水地域で、医療を提供してきました。産婦人科・小児科があり、入院助産制度を利用する妊婦が半数以上を占め、北大などへのアジア・アフリカからの留学生も多く利用しています。無料低額診療事業を利用する困窮層が多いのも特徴です。

2013年1月、北海道で初めてHPHに加盟しました。ヘルスプロモーション活動としては、SDHを抱えた妊婦が多いこともあり、産婦人科では1997年から産後訪問を続けて、一般的な育児の相談・指導にとどまらず、子育てに問題のあるケースを行政と連携して対応しています。

小児科では、2015年度まで「ペンギンクラブ」「あかちゃんと遊ぼう」という子育てサロンを定期的に開催しています。1987年に発足した眼科患者会「ひとみの会」は、市内の老人クラブなどと共同して眼内レンズの保険適用運動に取り組み、最近では、障がい者に不便を強いていた危険な歩道橋の撤去や、地下鉄の階段のマーカーを視覚障害者にも見えやすいものに変更する活動を行政と共同するなど、単なる親睦団体を超えた地域のヘルスプロモーション活動を行っています。

また、地域の社会経済的弱者を対象とした地域調査(地域訪問、健康友の会活動)を行い、困難ケースは行政や介護関係者も一緒に他職種・他施設カンファレンスにも取り組み、社会経済的弱者については、日本プライマリ・ケア連合学会シンポジウムで発表しました。

最近では地域の小学校長と小児科医・内科医が懇談し、子どもの貧困問題、子どもの虐待問題にも取り組んでいます。

地域での医療講演会を積極的に行っており、市内のいくつかの学校での講演や、保育士や養護教諭・教員を対象とした学習講演、白石区保健福祉部健康こども課とタイアップした医療講演会なども行っています。

小さな病院ですが、当院のベテラン医師によるパレスチナ医療支援やキューバへの外科技術支援を継続して取り組んでいます。職員の健康に関しては、週1回のエアロビクス教室や、女性研修医のキャリアデザインを援助する「ゆったりしっかり後期研修プログラム『彩』」などを実践しています。

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