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加盟事業所の取り組み

JA長野厚生連 佐久総合病院院

健康管理部長 前島 文夫

佐久総合病院本院では、2016年5月21日~22日に、第70回病院祭を開催しました。その始まりは1947年(昭和22年)です。

昭和20年代、佐久地域では衛生知識が十分ではなく、手遅れの患者さんが少なくありませんでした。住民の健康を守るためには、まず衛生教育の場が必要でした。そこで着想されたのが病院祭です。毎年5月に開かれていた地元の祭り、小満祭にあわせて行うことで、ついでに病院に寄っていただき、楽しみながら衛生知識を身につけてもらおうという趣向でした。以来、病院祭は続けられ、佐久の春の風物詩になっています。

今回の病院祭では、メインテーマを「体験してつながる~地域へ、未来へ~」とし、多くの体験型の展示を準備し、また、多くの地域の皆さんにご協力いただきました。両日で1 万3千名以上の来場者がありました。

病院玄関前では、職員が器楽演奏をしたり、お昼には麺類や焼き鳥、飲み物を提供しています。農協の皆さんは地元特産物を販売し、労働組合のメンバーは熊本県の物産を紹介しています。院内の外来スペースでは、テーマごとに展示場所をつくって来場者を迎えます。医療体験コーナーでは、若い皆さんに縫合や心肺蘇生法を体験してもらっています。次世代を担う職員の誕生を夢みながら…。医療トピックス館では、各科の専門家が最新医療の取組みについて映像や機器を駆使して説明し、こども館では、子どもの病気とおうちでのケアについてお伝えしています。また、研修医たちは自作の演劇「熱中症」を上演し、佐久地域保健福祉大学同窓会や障がい者支援組織など地域の皆さんたちは自ら活動紹介をしています。更に初日の午後には、行政の責任者や保健・福祉担当者、農協関係者等を招待して交流会も開かれ、率直な意見交換をすることができました。

病院祭は、当初、衛生知識を来場者に伝えるという形のものでしたが、その後次第に地域の皆さんと協力して行う取組みが増えてきています。今後とも、病院祭を地域の皆さんと交流し学びあう場として、また、未来のより健康な地域につなげる場として大切にしていきたいと思います。

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